「ひきこもり・ニート」度チェック

「ひきこもり・ニート」度チェック

「自分や家族が、ひきこもりやニートかもしれない」と思っても、実際にどうなのかはわかりづらいものです。
また、ひきこもりに関しては、その程度具合によって対応が変わってきますので、より正確で、客観的な判断が必要となります。
こちらでは、当事者の方やご家族の方が判断をしやすいようにチェックリストを作成いたしました。
常に当てはまる場合は2点、体調が悪い時やときどき当てはまる場合は1点、全く当てはまらない場合は0点で計算してください。

※これらのチェック項目は医学的な診断とは異なります。目安としてご利用ください。

当事者編

1.家族とコミュニケーションをとっていない。または避ける。
2. 家族以外とのコミュニケーションをとっていない。または避ける。
3.学校や仕事等に6か月以上行っていない。(1週間以上継続のもの)
4.学校や仕事等に行っても1週間以上続かず行けなくなってしまう。
5.社会に出ようと思うのだが、行動を起こそうとすると体調が悪くなったり、気分が落ち込んでしまったりし、そのままになってしまう。
6. 決まった時間に約束があっても準備できない。あるいは遅くなってしまう。
7.二つ以上やることを考えると体調が悪くなったり、気分が落ち込んだりしてしまう。
8.出来たことよりも、出来なかったことの印象の方が強い。
9.何か始めようと思っても、まず失敗するイメージが浮かんでしまう。
10.やりたいことがない。うかばない。
11.予定外のことが起こると大きなストレスを感じる。
12.今自分が置かれている状況に、大きな焦りを感じる。
13.人から言われたことはできない。またはやる気がわかない。
14.次の日に予定があると眠れなくなってしまう。
15.長年続いている習慣(タバコ・飲酒も含む)がある。
16.自分以外の家族同士が話をしていると、自分の悪口を言っているのではと思ってしまう。
17.自分の言いたいことが家族等に伝わらない。またはそのことで暴力的になってしまう。
18.昼夜逆転の生活をしている。

以上の項目から算出しますが、「ひきこもり」は2・3の項目が当てはまることが前提です。
6点~12点:ひきこもりやニートの傾向がある、または軽度の状態。
12点~17点:ひきこもりやニートの状態であることが考えられますが、病院や支援者、支援機関によるより正確な判断が必要です。
17点以上: ひきこもりの状態であり、当事者の方、ご家族のみでは解決できない状況が考えられます。病院や支援者・支援機関によるより正確な判断と対応が必要です。 

ご家族編

当事者の方の状況についてお答えください。
1.家族とコミュニケーションをとっていない。または避ける。
2. 家族以外とのコミュニケーションをとっていない。または避ける。
3.学校や仕事等に6か月以上行っていない。(1週間以上継続のもの)
4.学校や仕事等に行っても1週間以上、または3回以上続かず行かなくなってしまう。
5.(社会に出たい等前向きなことを話しているとしても)実際には行動を起こさない状態が1カ月以上続いている。
6. 当事者に将来のことを話そうとすると避けられる。
7.当日予定が入っていても起きてこないことがある。または遅れる。
8.次の日などに予定が控えているとイライラしている。
9.昼夜逆転の生活をしている。
10.「自分の悪口を言っているんだろ」「言いたいことがあったら言え」との内容の言葉を言われたことがある。
11.家庭内で暴れたり怒鳴ったりすることがある。
12.自分が興味があることに限って、または近くのコンビニ等に行く程度なら外出する。
13.病院や支援施設を勧めても拒否する。または行くと言っても結局は行かない。
14.あることに強いこだわりを持っている。
15.長年続いている習慣(タバコ・飲酒も含む)がある。
16.自室に自分以外が入るのを頑なに拒んでいる。
17.自室はあまり掃除されておらず物が散乱しているようである。
18.家族との食事を避け、自室で食事をとる。

以上の項目から算出しますが、「ひきこもり」は2・3の項目が当てはまることが前提です。
7点~12点:ひきこもりやニートの傾向がある、または軽度の状態。
12点~17点:ひきこもりやニートの状態であることが考えられますが、病院や支援者、支援機関によるより正確な判断が必要です。
17点以上: ひきこもりの状態であり、当事者の方、ご家族のみでは解決できない状況が考えられます。病院や支援者、支援機関によるより正確な判断と対応が必要です。